2011年04月01日
2011年03月26日
2011年03月19日
Caleve バージョン1.3.0 アップデートで高速化
Caleve (600円)がバージョンアップされた。
大きな改善点は表示の高速化だ。従来は、月に300件程度のイベントがあると月ビューの再描画にもたついていたが、明らかに速くなっている。初回表示にはまだタイムラグがあるものの、表示のキャッシュ後はスムーズに再描画する。
その他にも細々した改善が施されている。今後のアップデートも楽しみだ。
大きな改善点は表示の高速化だ。従来は、月に300件程度のイベントがあると月ビューの再描画にもたついていたが、明らかに速くなっている。初回表示にはまだタイムラグがあるものの、表示のキャッシュ後はスムーズに再描画する。
その他にも細々した改善が施されている。今後のアップデートも楽しみだ。
2011年03月01日
Caleve バージョン1.2.0 アップデートで画期的なカレンダーセットに対応
カレンダーアプリ Caleve (600円)がバージョンアップされた。
今回導入された「カレンダーセット」の機能は画期的だ。
aramas (800円→230円)バージョン1.1.2も3つの「タブ」でカレンダーセットを切り替えられるが、各ビューごとにタブの状態を記憶するため、月ビューでタブを切り替えていても、週ビューにすると元のタブが表示される。また、日ビューにはタブが無い。
月間予定表 (230円)バージョン1.1にも「予定表」という言い方でカレンダーセットを切り替える機能があるが、デフォルトカレンダーは記憶してくれない。用途別にカレンダーセットを分けたら、デフォルトカレンダーも違ってくるのではないだろうか?
一方、Caleveの「カレンダーセット」は、カレンダーセットだけでなく、テーマやデフォルトカレンダーも記憶してくれる。また、新しいカレンダーセットは既定のセットの設定を継承するので、祝日カレンダーや休日カレンダーをいちいち設定し直す必要がない。
複数のカレンダーをセットにして用途別に切り替えたい、というユーザには、これしかないと薦められる。
今回導入された「カレンダーセット」の機能は画期的だ。
aramas (800円→230円)バージョン1.1.2も3つの「タブ」でカレンダーセットを切り替えられるが、各ビューごとにタブの状態を記憶するため、月ビューでタブを切り替えていても、週ビューにすると元のタブが表示される。また、日ビューにはタブが無い。
月間予定表 (230円)バージョン1.1にも「予定表」という言い方でカレンダーセットを切り替える機能があるが、デフォルトカレンダーは記憶してくれない。用途別にカレンダーセットを分けたら、デフォルトカレンダーも違ってくるのではないだろうか?
一方、Caleveの「カレンダーセット」は、カレンダーセットだけでなく、テーマやデフォルトカレンダーも記憶してくれる。また、新しいカレンダーセットは既定のセットの設定を継承するので、祝日カレンダーや休日カレンダーをいちいち設定し直す必要がない。
複数のカレンダーをセットにして用途別に切り替えたい、というユーザには、これしかないと薦められる。
2011年02月01日
Caleve バージョン1.1.0 アップデート
Caleve (600円)がバージョンアップされた。
以前指摘した問題点のうち、いくつかが改善されている。
なお、アップデートの変更リストには書かれていないが、削除時に確認を求めるかどうか選べるようになっている。
月表示の不具合とは、2011年1月のように、月末の31日が表示されない月があったというものだ。
以前指摘した問題点のうち、いくつかが改善されている。
なお、アップデートの変更リストには書かれていないが、削除時に確認を求めるかどうか選べるようになっている。
月表示の不具合とは、2011年1月のように、月末の31日が表示されない月があったというものだ。
2011/02/01 09:05追記
開発元の広報のツイートによると、次のアップデートでは大きな機能追加があるらしい。
2011/02/01 09:35追記
ボタンで新規イベントを追加した時の開始時刻は、設定された単位時間(5,10,15,30分)で現在の時刻を切り上げたものになる。他のアプリでは現在の次の正時となるものが多いが、個人的にはこちらの方が便利だ。
2011年01月25日
2011年01月22日
カレンダーアプリ人柱報告 Caleve バージョン1.0.0 登場 (600円)
また新しいカレンダーアプリが登場した。Caleve (600円)である。なお、作者に確認したところ、CaleveはCALendar+EVEntから来ていて、「ケイレブ」と発音するらしい。
弄り回してみた結果を簡単にまとめておく。
+ オリジナリティのあるビューと移動方法
完全にオリジナルという訳ではない。タイムバーとリスト表示の組み合わせはiKoyomi2の日ビューにあったし、縦スワイプによるビューの移動はCCalの月←→月+プレビュー←→日に似ている。
しかし、どのビューでもタイムバー+リスト表示のままで、縦スワイプによって月←→週←→日を切り替えられる一貫性と、信号機のような3色のボタンがアイデンティティとなって、他のどのアプリとも区別できる独自性を生み出している。この一点だけで、作者にビールを一杯奢りたくなった。
+ 動作が比較的軽い
iPhone 3Gでも快適に使用できると謳っている。私はiPhone 4ユーザなのでそれは確かめていないが、動作は軽快だ。
ただし、軽快なアプリは他にもCalvetica Calendar、Week Calendar、ハチカレンダー2、TapCalなどいくつもある。
+ 国産でサポートに日本語で連絡できる
カレンダーアプリは国際色豊かだ。私がメインにしているCCalはニュージーランド産だし、Pocket Informantはアメリカ産、ActionFocusは韓国産、Week Calendarはオランダ産だ。
CCalとActionFocusは日本語で連絡しても返事をくれたが、Pocket InformantとWeek Calendarは不具合報告も英作文せねばならず、正直骨が折れる。
TapCalもそうだが、Caleveも日本語のtweetで簡単に要望ができてありがたい。
+ ガイドとヘルプが非常に詳しい
ヘルプを持つアプリは他にもあるが、Caleveはその画面に応じたガイドを表示してくれる。使い方を覚えやすい。これは他のアプリには無い特長だ。
また、ネット接続が必要だが、別にヘルプも呼び出せる。バージョン1.0.0でこれだけ親切なのは珍しい。
+ iOSカレンダー対応なので、同期の待ち時間がなく、標準カレンダーから移行しやすい
AppleがiOS 4でiOSカレンダーデータベースへのアクセスを解禁してから、iOSカレンダーを参照するカレンダーアプリが増えた。その例に漏れず、Caleveも標準カレンダーアプリからの移行が容易である。
+ 祝日カレンダーを設定できる
祝日データは内蔵していないが、設定で任意のカレンダーを「祝日カレンダー」に指定すると、イベントのある日の日付のフォントを赤くしてくれる。
iOSカレンダーに日本の祝日データを追加するのは恐ろしく簡単だ。下記のリンクをiPhoneのMobile Safariで踏んで、出てくるダイアログの「照会する」をタップするだけで良い。この祝日データでは日本語と英語が併記される。
webcal://ical.mac.com/ical/Japanese32Holidays.ics
+ 入力編集は標準カレンダーより改良されている
iOSカレンダーにのみ対応するアプリは、これまで入力編集画面が標準カレンダーアプリと同様のものが多かった。入力編集を多用するユーザには物足りない仕様だ。
Caleveでは、独自の入力編集画面を用意している。タイトルと場所の入力時には、履歴入力も可能だ。履歴はソート順の変更やその場での削除もできる。
+ イベント編集画面は1画面に収まっている
簡単なことのようだが、機能を増やしすぎて入力編集画面が1画面に収まらないアプリも存在する。下の方の項目を入力するのにいちいちスクロールしなくてはならず、面倒くさい。
Caleveの入力編集画面がちょうど1画面に収まっているのは、作者がその辺りを理解している証拠だ。
+ カレンダー色をカスタマイズ可能
iOSカレンダーをGoogleカレンダーと同期する方法は2つある。Google SyncとCalDAVだ。プッシュ同期ができるのはGoogle Syncだが、Googleカレンダーの色が反映されないという問題があった。
Caleveでは、カレンダーの色をカスタマイズできるので、Googleカレンダーと色を対応させることができる(同じ機能はWeek CalendarやiKoyomi2やCalenGooなどにもあるが)。
-最適化できていないのか、たまにギクシャクする
さて、ここからは詰めの甘さの指摘になる。全体的には軽快に動作するものの、時々ギクシャクすることもある。月ビューのスクロールはデータ数が増えるとかなり遅くなる。コードの最適化によってよりスムーズになるのを期待したい。
- これまでGoogleカレンダーと直接同期するアプリしか使っていないと、iOSカレンダーをGoogleカレンダーと同期する手間がかかる
これは上に書いた長所の裏返しだ。これまでGoogleカレンダーと直接同期するアプリのみ使用していて、標準カレンダーアプリを使用していないと、初期設定の手間が余分にかかる。
また、ガイドとヘルプは親切なのに、初心者が最初に躓きそうな「複数のGoogleカレンダーとの同期」のやり方が具体的に書かれていない。おそらく、専門家の作者にとってはiOSカレンダーとGoogleカレンダーとの同期方法など簡単すぎるのかもしれない。
とりあえず、当Blogの「iPhone標準カレンダーとGoogleカレンダーを複数同期させる一番簡単な方法」を参照してほしい。
- 通知は標準カレンダーアプリに依存する
これもiOSカレンダーのみ同期するアプリの通例だが、通知(アラーム)機能は標準カレンダーアプリに依存している。ポップアップが出て、表示するを選んでも、表示されるのはCaleveではなく標準カレンダーアプリのイベントだ。
- 繰り返しは簡単な条件しか選べない
イベントの繰り返し条件の選択肢は、標準カレンダーアプリと全く同じものだ。複雑な条件は設定できない。もっとも、あまり複雑な条件を設定すると他のアプリとの併用時に問題が生じることもあるので、ほどほどが良いのかもしれない。
-場所からMAPに飛べない
個人的にこれは痛い。他のアプリでは、場所から内蔵MAPやGoogle MAPを呼び出せるものが多い。方向音痴にとっては、実にありがたい機能なのだ。
-メモ内のURLや電話番号や住所は認識しない
メモ欄に記載されたURLや電話番号なども認識してくれない。メモ欄に入力した電話番号から電話したり、GoodReaderと連携して画像をリンクするTIPSが使えない。
-月ビューではセルからはみ出したイベントの有無が分からない
Caleveでは月ビューでフォントサイズを小にすると、1日あたり7件程度のイベントを表示できる。かなり多い方だが、それを越えた時に、セルからあふれた予定があるかどうか判別できない。他のアプリでは、インジケータではみ出したイベントの有無を表示するものが多い。
-新規イベント作成時にタイトルをタップしないと入力を始められない
上の方で、編集画面が1画面に収まっていることを評価したが、ここでは逆に、作者は日常的に多数のイベントをiPhone上のCaleveで入力していないな、と断定せざるを得ない。
新規イベント入力時に、タイトル入力は必須のはずだ。にもかかわらず、タイトルの項目をタップしないと入力を開始できないのは、いかにも気が利いていない。標準カレンダーアプリの弱点を改善できていない。
- イベント編集画面は項目ごとタップして階層を下りないと編集できない
また、項目ごとにタップして階層を下りないと編集できないのは、余計な画面遷移が増えて面倒なだけだ。RefillsやPocket Informant、最近改善されたTapCalのように、極力フラットな階層で入力編集できるようにするべきだろう。
-ボタンで新規イベント作成をした時の時刻のデフォルトが固定
特に、ボタンで新規イベント作成する際の開始終了時刻のデフォルトが12:00-13:00に固定されているのは手抜きすぎる。同様の問題は未だにTapCalにも存在するが、ここでは現在の時刻を反映するべきだろう(現在時刻をそのまま反映するものと、次の正時に切り上げるものとがある)。
-スワイプで削除ボタンが2回も出てくる
Caleveではリスト形式で表示されているイベントを横スワイプすると削除ボタンが出てくる。似たような仕様はPocket Informantや.Schedにもある。不要になったイベントをシュッ、ポンと削除できるのは小気味良い。
ところが、Caleveでは、削除ボタンをタップするともう一度ダイアログが出てくる。削除かカットか選ばせるのだ。イベントをまとめて削除する際に、毎回このダイアログが出てきたらどんな気持ちがするだろう?
イベントを複数指定して一括削除したいぐらいなのに、毎回余分にタップしなければならないのは、想像以上にストレスが溜まる。削除とカットのシーケンスは分離するべきだ。
-カレンダー選択のステップが多い
私はカレンダーを14個Googleカレンダーに登録している。そのうちいくつかのグループに分けて表示非表示を選ぶことが多い。カレンダーをグループ化して切り替えられたら便利なのだが、あいにくとそんなアプリは見たことがない(Androidでは見かけたことがある)。
ところが、Caleveのカレンダー選択画面は階層を下りなければ呼び出せない。[設定]>[表示カレンダー]>選択>[完了]>[完了]だ。1つ目の[完了]は右上にあり、2つ目は左上にある。
手順が冗長なうえに、指の移動距離も長い。せっかくカスタマイズできるボタンがあるのに、カレンダー選択画面はボタンに割り当てることもできない。
まず、カレンダー選択画面がワンタップで呼び出せるように、ボタンに割り当てられるようにしてほしい。
次に、ボタンの配置に一貫性を持たせ、指の移動距離が短くなるように、左上を[キャンセル]または[戻る]、右上を[編集]または[保存]とし、なるべく同じ場所を連打できるように設計するべきだと思う。
-表示しているカレンダーしか選択できない
最後に、Caleveの欠点と言える点を指摘したい。Caleveでは、イベント作成編集時のカレンダー選択画面で、表示させているカレンダーしか選択できない仕様だ。
それだけでなく、デフォルトカレンダーや祝日カレンダーも、そのカレンダーを非表示にすると設定が解除されてしまう。
表示カレンダー選択画面には[全て選択][全て解除]のコマンドもあるのに、全て解除した後で毎回デフォルトカレンダーや祝日カレンダーを設定し直さなければならないのはあんまりではないだろうか?
CCalでは、イベント作成編集時に非表示のカレンダーも選択でき、保存の際に、そのカレンダーを非表示から表示に切り替えるかどうか尋ねるダイアログが出てくる。
.Schedでは、祝日カレンダーを非表示にしても、その日の背景の色付け(ピンク)は反映されるようになっている。これが気配りというものだ。
さて、後半は苦言の連続だったが、全体的に見れば、バージョン1.0.0にしてはなかなかの完成度だ。私はAppStoreに登録されたカレンダーアプリの大半を試したが、中には取り上げる意欲すら湧かないシロモノも多々あった。Caleveは普通に使っていて固まることもなかったし、オリジナリティのあるアイコンや画面デザインを楽しめた。しかし、細かいところにまだ詰めの甘さが見られる。
AppStoreでスクリーンショットを見て、デザインが気に入れば買いだろう。そうでなければ、何度かアップデートするまで様子見をすれば良い。詰めの甘い箇所が着実に改善されるようなら期待が持てる。
弄り回してみた結果を簡単にまとめておく。
+ オリジナリティのあるビューと移動方法
完全にオリジナルという訳ではない。タイムバーとリスト表示の組み合わせはiKoyomi2の日ビューにあったし、縦スワイプによるビューの移動はCCalの月←→月+プレビュー←→日に似ている。
しかし、どのビューでもタイムバー+リスト表示のままで、縦スワイプによって月←→週←→日を切り替えられる一貫性と、信号機のような3色のボタンがアイデンティティとなって、他のどのアプリとも区別できる独自性を生み出している。この一点だけで、作者にビールを一杯奢りたくなった。
+ 動作が比較的軽い
iPhone 3Gでも快適に使用できると謳っている。私はiPhone 4ユーザなのでそれは確かめていないが、動作は軽快だ。
ただし、軽快なアプリは他にもCalvetica Calendar、Week Calendar、ハチカレンダー2、TapCalなどいくつもある。
+ 国産でサポートに日本語で連絡できる
カレンダーアプリは国際色豊かだ。私がメインにしているCCalはニュージーランド産だし、Pocket Informantはアメリカ産、ActionFocusは韓国産、Week Calendarはオランダ産だ。
CCalとActionFocusは日本語で連絡しても返事をくれたが、Pocket InformantとWeek Calendarは不具合報告も英作文せねばならず、正直骨が折れる。
TapCalもそうだが、Caleveも日本語のtweetで簡単に要望ができてありがたい。
+ ガイドとヘルプが非常に詳しい
ヘルプを持つアプリは他にもあるが、Caleveはその画面に応じたガイドを表示してくれる。使い方を覚えやすい。これは他のアプリには無い特長だ。
また、ネット接続が必要だが、別にヘルプも呼び出せる。バージョン1.0.0でこれだけ親切なのは珍しい。
+ iOSカレンダー対応なので、同期の待ち時間がなく、標準カレンダーから移行しやすい
AppleがiOS 4でiOSカレンダーデータベースへのアクセスを解禁してから、iOSカレンダーを参照するカレンダーアプリが増えた。その例に漏れず、Caleveも標準カレンダーアプリからの移行が容易である。
+ 祝日カレンダーを設定できる
祝日データは内蔵していないが、設定で任意のカレンダーを「祝日カレンダー」に指定すると、イベントのある日の日付のフォントを赤くしてくれる。
iOSカレンダーに日本の祝日データを追加するのは恐ろしく簡単だ。下記のリンクをiPhoneのMobile Safariで踏んで、出てくるダイアログの「照会する」をタップするだけで良い。この祝日データでは日本語と英語が併記される。
webcal://ical.mac.com/ical/Japanese32Holidays.ics
2011/05/02 14:30追記
別解として、少し簡単な方法は、
iPhone→設定→メール/連絡先/カレンダー→アカウントを追加→その他→照会するカレンダーを追加
サーバに下記のURLをコピペする。
www.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics
説明に「日本の祝日」と入力(任意)し、右上の終了ボタンをタップして終わりだ。この祝日データは日本語のみで表示される。
+ 入力編集は標準カレンダーより改良されている
iOSカレンダーにのみ対応するアプリは、これまで入力編集画面が標準カレンダーアプリと同様のものが多かった。入力編集を多用するユーザには物足りない仕様だ。
Caleveでは、独自の入力編集画面を用意している。タイトルと場所の入力時には、履歴入力も可能だ。履歴はソート順の変更やその場での削除もできる。
+ イベント編集画面は1画面に収まっている
簡単なことのようだが、機能を増やしすぎて入力編集画面が1画面に収まらないアプリも存在する。下の方の項目を入力するのにいちいちスクロールしなくてはならず、面倒くさい。
Caleveの入力編集画面がちょうど1画面に収まっているのは、作者がその辺りを理解している証拠だ。
+ カレンダー色をカスタマイズ可能
iOSカレンダーをGoogleカレンダーと同期する方法は2つある。Google SyncとCalDAVだ。プッシュ同期ができるのはGoogle Syncだが、Googleカレンダーの色が反映されないという問題があった。
Caleveでは、カレンダーの色をカスタマイズできるので、Googleカレンダーと色を対応させることができる(同じ機能はWeek CalendarやiKoyomi2やCalenGooなどにもあるが)。
-
2011/03/29 15:00追記
バージョン1.3.0で高速化された。特にデータ量が多い時のレスポンスが改善されている。ただし、ハチカレンダー2やiKoyomi2より月ビューのスワイプに伴う画面再描画は速いものの、Pocket InformantやActionFocusやTapCalと比べるとまだ遅い。データの先読みが実装されればさらに速くなるだろう。
- これまでGoogleカレンダーと直接同期するアプリしか使っていないと、iOSカレンダーをGoogleカレンダーと同期する手間がかかる
これは上に書いた長所の裏返しだ。これまでGoogleカレンダーと直接同期するアプリのみ使用していて、標準カレンダーアプリを使用していないと、初期設定の手間が余分にかかる。
とりあえず、当Blogの「iPhone標準カレンダーとGoogleカレンダーを複数同期させる一番簡単な方法」を参照してほしい。
2011/03/29 15:00追記
ヘルプが増補され複数のGoogleカレンダーとの同期方法もガイドされている。
- 通知は標準カレンダーアプリに依存する
これもiOSカレンダーのみ同期するアプリの通例だが、通知(アラーム)機能は標準カレンダーアプリに依存している。ポップアップが出て、表示するを選んでも、表示されるのはCaleveではなく標準カレンダーアプリのイベントだ。
- 繰り返しは簡単な条件しか選べない
イベントの繰り返し条件の選択肢は、標準カレンダーアプリと全く同じものだ。複雑な条件は設定できない。もっとも、あまり複雑な条件を設定すると他のアプリとの併用時に問題が生じることもあるので、ほどほどが良いのかもしれない。
-
個人的にこれは痛い。他のアプリでは、場所から内蔵MAPやGoogle MAPを呼び出せるものが多い。方向音痴にとっては、実にありがたい機能なのだ。
2011/02/01 21:40追記
バージョン1.1.0で、場所からGoogle MAPに飛べる機能が付いた。
-
2011/02/01 21:40追記
バージョン1.1.0で、メモの電話番号やURLを認識するようになった。
-
Caleveでは月ビューでフォントサイズを小にすると、1日あたり7件程度のイベントを表示できる。かなり多い方だが、
2011/03/29 15:15追記
バージョン1.3.0で、月ビューや週ビューでイベントが枠からはみ出した時にインジケータを表示できるようになった。また、リスト表示でタイトルが長過ぎる場合に後半を省略するか折り返すか選べるようになった。
-
2011/08/25 09:58追記
バージョン1.6.0でタイトルをタップせずにすぐに入力できるオプションが追加された。(設定>イベント>フォーカス>タイトル)
- イベント編集画面は項目ごとタップして階層を下りないと編集できない
また、項目ごとにタップして階層を下りないと編集できないのは、余計な画面遷移が増えて面倒なだけだ。RefillsやPocket Informant、最近改善されたTapCalのように、極力フラットな階層で入力編集できるようにするべきだろう。
-
2011/02/01 21:40追記
バージョン1.1.0で、入力時の時刻(単位時間に切り上げたもの)が開始時刻に反映されるようになり、デフォルトの所要時間も指定できるようになった。
-
Caleveではリスト形式で表示されているイベントを横スワイプすると削除ボタンが出てくる。似たような仕様はPocket Informantや.Schedにもある。不要になったイベントをシュッ、ポンと削除できるのは小気味良い。
イベントを複数指定して一括削除したいぐらいなのに、毎回余分にタップしなければならないのは、想像以上にストレスが溜まる。削除とカットのシーケンスは分離するべきだ。
2011/02/01 21:40追記
バージョン1.1.0で、削除とカットは別のユーザインタフェースになった。カットは長押しでメニューが出てくる。削除の再確認もするしないを設定できるようになった。
-
私はカレンダーを14個Googleカレンダーに登録している。そのうちいくつかのグループに分けて表示非表示を選ぶことが多い。カレンダーをグループ化して切り替えられたら便利なのだが、あいにくとそんなアプリは見たことがない(Androidでは見かけたことがある)。
2011/03/29 15:00追記
その後、カレンダーの選択をセットにして切り替える機能が複数のアプリで実現した。ビューごとにカレンダーセットをタブに割り当てるaramas(ビューごとという仕様は微妙だが)、「予定表」という名前でカレンダーセットを切り替えられる月間予定表だ。それに続いて、Caleveもバージョン1.2.0でカレンダーセットを切り替える機能が付いた。カレンダーの選択だけでなく、デフォルトカレンダーとテーマも切り替えられる。
-
CCalでは、イベント作成編集時に非表示のカレンダーも選択でき、保存の際に、そのカレンダーを非表示から表示に切り替えるかどうか尋ねるダイアログが出てくる。
.Schedでは、祝日カレンダーを非表示にしても、その日の背景の色付け(ピンク)は反映されるようになっている。これが気配りというものだ。
2011/02/01 21:40追記
バージョン1.1.0で、表示していないカレンダーも選択できるように改められた。祝日カレンダーを非表示にしても日付の色が赤くなる。
さて、後半は苦言の連続だったが、全体的に見れば、バージョン1.0.0にしてはなかなかの完成度だ。私はAppStoreに登録されたカレンダーアプリの大半を試したが、中には取り上げる意欲すら湧かないシロモノも多々あった。Caleveは普通に使っていて固まることもなかったし、オリジナリティのあるアイコンや画面デザインを楽しめた。しかし、細かいところにまだ詰めの甘さが見られる。
AppStoreでスクリーンショットを見て、デザインが気に入れば買いだろう。そうでなければ、何度かアップデートするまで様子見をすれば良い。詰めの甘い箇所が着実に改善されるようなら期待が持てる。
2011/03/29 15:05追記
発売後2ヶ月で着実にアップデートを重ねている。独特のデザインが嫌いでなければお薦めできる。
2011/01/22 13:25追記
うっかりして見落としていた。バージョン1.0.0には検索機能が無い。作者に問い合わせたところ、近い将来に実装する予定はあるそうだ。
2011/05/02 14:30追記
バージョン1.4.0で検索機能が追加され、バージョン1.4.2で実用的な速度になった。