iPhone標準カレンダーに対応したアプリは初期設定が簡単だ。
インストールするだけで、標準カレンダーで表示しているのと同じ予定が表示できる。Googleのアカウントを設定する必要はない。
しかし、予定を色分けしたいと思ったら、少し手間暇がかかる。
予定の種類ごとにカレンダーを分けて、それぞれのカレンダーを予定の中で指定するのだが、標準カレンダーを含めて、カレンダー2(Cal Square) (350円)などの標準カレンダー対応アプリは、自らカレンダーを追加する機能を持っていない。
母艦のMacのiCalや、WindowsのOutlook側で複数のカレンダーを作成すればよいはずだが、私はMacユーザで、iCalを使っていないので、Googleカレンダーを使った複数カレンダーの作成と色分けの手順を書いてみよう。
1. ブラウザでGoogleカレンダーを開いて、画面左の「マイカレンダー」の下にある「追加」をクリックする。
2. 最低限、カレンダー名を入力し、一番下の「カレンダーを作成」をクリックする。
3. カレンダー画面に戻ると、「マイカレンダー」に追加したカレンダーが増えている。カレンダー名の右側の▼をクリックし、好きな色に変更する。
4. ステップ1〜3を、必要なだけ繰り返す。
5. 次に、GoogleカレンダーとiPhone標準カレンダーを同期させる。この方法は、Googleで検索しても、必要以上にややこしい手順が大量にヒットするが、一番簡単な方法がある。「CalDAVでGoogleカレンダーをiPhoneに複数一括登録」を参照してほしい。ここの後半にある「Googleカレンダー: iPhoneの同期設定」はブックマークしておこう。後でカレンダーを追加した時、このURLで追加したカレンダーをチェックして設定を保存する必要がある。
6. カレンダー2を起動してみよう。月ビューでは終日イベントしか色がついていないが、これは仕様だ。日リストビューに切り替えると、タイトルの頭のドットにGoogleカレンダーの色に対応した色がついているはずだ。
7. 同期対象期間とデフォルトカレンダーはiPhone>設定>メール/連絡先/カレンダーの一番下の画面で指定する。初期設定では「同期」が3ヶ月になっているはずだ。このままだと、3ヶ月より前の予定が標準カレンダー(ともちろんカレンダー2でも)見えなくなる。「すべてのイベント」とすると、Googleカレンダーのすべての予定を同期してくれるはずだ。

なお、ここで紹介したのは、「iPhone標準カレンダーとGoogleカレンダーを複数同期させる一番簡単な方法」に書いたCalDAVを使用する方法だ。CalDAVを使用すると、Googleカレンダーの色は反映されるが、同期方法はフェッチになる(簡単に言うとタイムラグがある)。
プッシュ(即時同期)にしたい場合は、そこに書いたGoogle Syncを使用するように設定する必要がある。ただしその場合はGoogleカレンダーとはまったく違った色になる。
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