
月間表示画面の上下スワイプ操作を設定可能というのは、月ビューのページ送りを上下スワイプでするというわけではない。月ビューでの上下スワイプ操作は元々年単位の前後移動に割り当てられていて、それをオンにするかオフにするかということだ。月単位の移動は従来通り、左右スワイプで行う。月単位の前後移動は縦にスクロールさせた方が自然ではないかと思う。

月の詳細画面でイベントをタップするとメニューが出てきて、場所に入力済みの住所をMAPに表示してくれる。ただし、そのMAPからGoogle MAPを呼び出すことはできないので、経路探索には使えない。どうも仕様の詰めが甘いのではないだろうか?
また、メニュー画面では他の場合と違って、閉じるボタンが一番下ではなく上に来ている。一番下にはイベント削除ボタンが割り当てられている。押しやすい場所に削除ボタンを配置したのかもしれないが、他の場合と一貫性がないと押し間違えやすい。削除には確認ダイアログが出るので誤削除はしないだろうが。

写真貼付機能は他のメジャーなアプリではCCalとSnapCalぐらいにしか見当たらない。設定アプリで写真貼付機能をオンにしても、イベント作成画面や編集画面にそれらしいボタンを見つけられず、最初は戸惑った。イベントを作成後にそのイベントの詳細画面を表示すると、画面の最下部にフォトアルバム、カメラ、カメラロールのボタンが出てくる。
カメラロールからスクリーンショットを取り込んでみた。

写真をピンチでズームしてみた。

このカメラにはサイズの小さい写真を撮るオプションはないので、写真を大量に貼り付けるとデータサイズが肥大するおそれがある。1件のイベントに貼れる写真は1枚だけだ。これはSnapCalと同様だ。CCalでは複数枚の写真を貼れる。
バージョンアップは頑張っていると思うのだが、せっかく1ヶ月分の予定リスト、カレンダーセット、写真貼付、イベントのチェックボックスといった他のアプリでまだあまり一般化していない機能を備えているのに、操作性がこなれていない印象を受ける。もったいないと思う。